【上田市】コムパックシステム㈱ 「ワールドスター賞」受賞 世界的パッケージコンテストで選出 2種ワインハーフボトル6本入共通箱が

信州民報

上田市秋和のコムパックシステム㈱(鈴木由彦社長)はこのほど、世界包装機構(WPO World Packaging Organisation)主催の「ワールドスターコンテスト2021」でワールドスター賞を受賞した。

ワールドスターコンテストは世界的なパッケージングコンテストで、使いやすさやデザイン性、環境面への配慮などを競い合いながら、優れたパッケージ技術を普及・啓発させることを目的に毎年開催。世界各国のコンテストを勝ち抜いた作品のなかから、ワールドスター賞が選出される。今回、日本では26作品が受賞した。

コムパックシステムが受賞したのは「2種ワインハーフボトル6本入共通箱」。同商品は、径・長さの異なる2種のボトルを、工夫した1種類の仕切り材で同一の箱に収納することを可能にした。

ボトルの大きさに合わせて、それぞれ専用の仕切り材・梱包材を使用していたこれまでの梱包方法に比較して、箱容積23㌫削減、仕切り材料の37㌫削減に成功。環境に配慮しつつ、「共通の仕切り材・外装箱が利用できることで保管スペースの効率化、輸送費削減、梱包材のコストダウンと、多くの優位性を提供できる」としている。同商品は、(公社)日本包装技術協会主催の「2020日本パッケージングコンテスト」でも受賞している。

なおコムパックシステムでは段ボール、緩衝材の加工製造を行い、持続可能な社会づくりへの貢献を目標に、環境に配慮して事業を展開。県内で環境保全に貢献し、実績顕著な個人・団体・企業を表彰する信州エコ大賞の信州エコ大賞企業賞も受賞(2020年)している。

▲「ワールドスター賞」を受賞した『2種ワインハーフボトル6本入共通箱』(写真はコムパックシステム提供)

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