信州上田まつり実行委員会は11日(木)まで、上田市の別所温泉地域で「上田氷灯ろう夢まつり」を開催中だ。昨年に続き2回目の開催となる。
上田氷灯ろう夢まつりは、令和元年東日本台風の災害により宿泊のキャンセルが相次いだ、別所温泉・鹿教湯温泉への誘客と賑わい創出を目的とし、昨年から行うもの。「定着した冬のイベントになれば」と、今回は夜の温泉街を灯りで彩るプレイベント(6日まで開催)も含め、県の地域発元気づくり支援金事業として開催している。
大門通り(北向観音堂参道)をはじめ、別所温泉街に点在する3つの外湯(石湯、大師湯、大湯)をつなぐ灯りとして、氷灯ろうや球状で色とりどりの光のボールライト、LEDのキャンドルなどが一帯を明るく彩っている。氷灯ろうは例年、「鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願」でも使用するもの。気温・天候で氷灯ろうが融けることで数の変動はあるが、最大で約100個の氷灯ろうが設置されている。
また北向観音堂は上半分が黄色、下半分はピンクなどでライトアップしており、色鮮やかに夕闇に浮かび上がる。本堂前の参道沿いの4色の傘を透かしたカラフルな光も幻想的な雰囲気を演出している。8日にはライトアップを見に訪れた人々や写真撮影を行う人など、多くの人が行き交いにぎわっていた。
北向観音堂のライトアップ時間は午後6時~9時、氷灯ろう点灯は午後4時30分~9時ごろまで(ろうそくの灯りが消えるまで)。



