第一生命保険㈱長野支社・上田第二営業オフィス(上田市常田2)は6日、上田市社会福祉協議会へ車いす1台と新品タオル130枚を寄贈。この日、同オフィスを担当する牧野剛治営業部長が従業員リーダー5人と共に市ふれあい福祉センターを訪れ、贈呈式で社協の宮之上孝司会長へ目録を渡した。
牧野部長は「新型コロナのなか社会のために何かできないかと考え、従業員35人がお金を出し合って車いすを購入した」とし、「あわせて従業員が家のあるタオルを持ち寄り、寄贈させていただくこととした。介護現場や台風などの災害時に、避難場所など必要に応じて活用ください」と伝えると、宮之上会長は「車いすは市民への貸し出し用、学校や地域での体験用に使わせていただく。タオルは必要とする介護現場などで使わせていただくとともに備蓄していきたい」と、お礼の言葉を述べた。
第一生命は1902年創業で、1959年に上田に事業所を構えた。現在、市内には上田営業オフィス・同第二営業オフィス・丸子営業オフィスを持ち90人が働く。6月末には長野支社が上田市へ不織布マスク1000枚と次亜塩素酸ナトリウム消毒液5㍑・2本を寄贈している。
牧野部長は「会社として、新型コロナに対する社会貢献活動を行った」とし、「今回の車いす・タオルの寄贈は第二オフィスとして、地域に貢献しようと初めて取り組んだもの。来年以降も継続していきたい」とした。
宮之上会長はこの日、新型コロナへの社協の対応として生活福祉資金制度による緊急小口貸付に触れ、「4日現在で427件の申請があり、スピード感を持って対応している」とし、「『助け合い』『支え合い』の大切さを痛感し、今回の新たなつながり・縁に感謝します」と述べた。