上田市中之条の上田千曲高校生活福祉科3年生(38人)は27日、同校会議室で「ちくまハートカフェ」を開催。地域住民や近隣施設利用者ら約40人が訪れ、生徒らの〟おもてなし〝を受けた。
好評により、昨年度に引き続き2回目となる同カフェは「憩いのひととき」がコンセプト。この日は同校の「課題研究」授業で、高齢者分野・家庭分野を選択する20人がスタッフとして参加し、住民らと交流した。
開始前には、同校・松沢武人校長が「このカフェは、地域社会の福祉を担う生活福祉科の生徒が企画運営したもの。限られた時間だが、みなさんの交流の場・学びの場にしていただけたら」とあいさつ。カフェリーダーの同科3年・荻原大和さんは「参加してくださった方に心も身体も休まるような場所にしてもらい、楽しんでもらいたい」と伝えた。
会場にはスターバックスコーヒー・イオン上田店のスタッフも訪れ、スターバックスコーヒーも提供。生徒らは手作りしたコーヒーに合う「マドレーヌ」を提供したり、参加者のドリンク注文を受けるなどして笑顔で接客した。参加者も普段あまり接することの無い、高校生との交流に「若い子たちに元気をもらった」と満面の笑み。施設職員も「見たことがない」というほど、目をキラキラと輝かせて会話する様子も見られた。
また同カフェでは、特殊詐欺に遭わないために注意喚起する寸劇も実施。高額商品をだまして買わせる手口を例として、参加者を楽しませながら注意を促した。
[信州民報:2018年6月29日(金)]
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