高校生ものづくりコンテスト県大会測量部門で丸子修学館高チーム優勝上田市内

信州民報

第21回「高校生ものづくりコンテスト県大会」測量部門は3日、上田市の丸子修学館高校で開催。同校Cチームが優勝し、25日(水)から福井県で行われる北信越大会への出場を決めた。


同コンテストは技能水準の向上を図り、若年技術・技能労働者の確保・育成を目的に、工業系で学ぶ生徒を対象として毎年、7部門(旋盤作業、電気工事、電子回路組立、化学分析、測量技術、木材加工、溶接)で行う全国大会。


測量部門は1チーム3人で、物づくりの基本となる測量の技術力を競うもの。この日の大会には同校と中野立志館高(中野市)、長野工業高(長野市)、飯田OIDE長姫高(飯田市)の4校計8チームが出場。同校土木部副部長・内山さん(3年)は「練習の成果を全力で出し切る」と。また北村さん(同)は「ベストを尽くせればいい」と話す。


競技はまずグラウンドで、一周約145㍍の五角形の測点ポイント間の距離などを、測量機とプリズム(反射鏡)を操りながら計測。校内で、そのデータを基にして計算で五角形の各内角を導き出す。時間が限られた中での、正確な計測と正確な計算が試される。


優勝した同校Cチームの同部部長・中村さんは「いいタイムが本番で出せてよかった」とし、「絶対、全国大会に行く」と力を込めた。同校は昨年に続き県大会2連覇、北信越大会への出場は6回目となる。

▲測量機を使って計測する選手ら
 


 

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