東御市の東御ライオンズクラブ(庄村茂会長、家族会員含め40人)は4日、「ゆうちゃんを救う会」(小林章子代表)に10万円を寄附した。
ゆうちゃんを救う会は、「拘束型心筋症」という50万人に1人の難病診断を受けた、小学4年生・中澤維斗(なかざわ ゆうと)さん(佐久市在住)の海外渡航での心臓移植手術を目指し、募金活動を行う団体。
原因不明で突然死もあり得る同難病治療のため、2億3700万円(当初は2億2700万円)を目標に県内外で募金を呼びかけてきた。目標金額は、医療費(2億800万円)や渡航費(1600万円)、現地滞在費(600万円)など(1㌦114円換算)。4日時点の集計済み募金額は2億3292万円。
この日は、庄村会長ら3人が小諸市にある「ゆうちゃんを救う」会事務局を訪問。庄村会長は「ライオンズクラブとしても何か役に立てることはないかと考え、会員の提案もあって役員で話し合って寄付を決めた」と経緯を話す。
さらに「会員の中には個人的に寄付している人もいるが、募金の期限もありクラブとしての寄付をきっかけに、さらに寄附金が集まればよいと考えた」とし、小林代表に寄附金を手渡した。
小林代表は「県全体で協力をいただき、県外にも広がった。本当に有り難い」と、募金活動の広がりに感謝を述べ「渡航してどれぐらい待つか、ドナーが出るかどうかはわからないが、今日募金箱の一斉回収が始まり来週中には目標金額の達成した報告ができるのではないかと思う」と話した。
またゆうちゃんの現在の状況に関しては、「前に話をした時は元気がなくて心配だったが、薬を変えたらすごく安定している。今月下旬には渡航できればと思い、今は準備段階」と説明した。