積み重ねて10年 創設者の子へ恩返し児童養護施設へクリスマスプレゼント鄭元海さん「楽しい時間ありがとう」上田市内

信州民報

上田市国分の千石綜合観光㈱・鄭元海社長(72)は4日、市内御所の(社福)原峠保養園 児童養護施設「森の家はらとうげ」(和田良一園長)を慰問し、プレゼントを届けた。2012年から5月「こどもの日」と12月「クリスマス」に贈ってきたもので10年となり、10年を区切りとして後継者に引き継ぐ。
 
児童養護施設「森の家はらとうげ」には10日現在、23人の園児が生活している。この日、鄭さんはケーキ、飲み物、軍手ィ、ネックウォーマー、携帯カイロ、真田幸村&十勇士の絵はがき、しおりをプレゼント。新型コロナウイルス感染対策のため、園児は食堂棟の中でマイクでの鄭さんのあいさつを聞いた。


同施設は1942年、市内三好町の開業医の故・松井鳳平さんが創設したもので、鄭さんは幼少期に松井さんの子・治さん(故人)に主治医を務めてもらったという。


鄭さんは「私が訪問するようになり10年が経ちます。10年間、楽しい時間をありがとう。感謝します。節目を迎えて幼少期に主治医としてお世話になった、松井医院の松井先生に少しは恩返しができたと思います」とし、「園児の皆さんが将来、自立できることを願っています」とあいさつした。


なお来年以降は、㈱佐藤商会の佐藤優貴社長が後継者となり、引き継いでくれるという。この日は佐藤社長から、決意のあいさつがあった。

▲プレゼントを手に(写真右から)鄭さん、和田園長


 

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