上田千曲高で楽しく学ぶ「スマホカフェ」生徒が教えシニア世代がスマホで写真撮影 

信州民報

スマホの活かし方を千曲高校生とお茶しながら話しませんか―。上田市の城下地域包括支援センターと上田千曲高校生活福祉科は共同で16日、高齢者がスマートホンの使い方を楽しく学べる「スマホカフェ」を上田千曲高会議室で開いた。


同センターの生活支援コーディネーター・矢嶋宏さんは「ワクチン接種の予約がネットでできないと聞く。若者でなく高齢者・シニア世代ほどスマホを生活のインフラとして使いこなせたら、毎日の暮らしがもっと便利。それには得意な高校生に教わるのが一番」と話す。


この日は、14人の高齢者がスマホを手に参加。多くがラクラクホンで、高齢者はスマホで何がしたいか、何に困っているかなどを告げて生徒からやり方を教わる。そして最後に、自分のスマホで記念写真を撮れるようになるのがこの日の課題だ。


同科2年の女子生徒11人が教え役となり、5テーブルに分かれてスタート。生徒らは高齢者のスマホを一緒に操り、グーグルの地図の見方や1万ポイントがゲットできる上田市のチケットQRの入力など、テーブルごとに違う課題をいつもと違う画面に戸惑いながら一生懸命教えていた。


なお来年度は、より生活に密着した「LINE講座」や「Zoom講座」なども予定しており、最終目標はスマホが「普段の生活で使えていること」「交流や仲間づくりの道具として役立っていること」という。同科の等々力守教諭は「高校生の得意な分野で地域に貢献できればいい」と、にこやかに様子を見守っていた。

▲本日の課題「自分のスマホで写真を撮る」を楽しく学ぶ
▲スマホの使い方を教える女子生徒(写真奥)

 


 

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