晴天に恵まれた5日、上田市生田の信州国際音楽村(若林邦彦理事長)で、開村34周年記念『信州ルネッサンス2021』が開会した。コロナ禍、当初の予定を一部変更して式典などは中止に。コンサートを中心に26日(土)まで毎週末、多彩な内容で開く。
主催者の上田市・土屋陽一市長は「連携しながら、地域の文化向上に向けて取り組む」とあいさつ。実行委員長の若林理事長は、地域の協力に感謝の言葉を述べ「これからも特徴を活かし、音楽村を発展させていきたい」と伝えた。
初日には野外パノラマステージひびきとホールこだまでパフォーマンスを披露。約20団体が合唱や金管バンド、雅楽、フラダンス、和太鼓のほかオカリナ、ハーモニカ、ギターやフルート演奏などを行った。丸子北中学校吹奏楽部は野外ステージで、「海賊」姿の衣装で登場。『パイレーツ・オブ・カリビアン』をマーチングバンド演奏し、音楽のストーリーに合わせて工夫したステージに大きな拍手が送られた。
音楽村は「魅力あるふるさとづくりの拠点を」と、昭和62年5月に上小地域の若き経済人らの手により開村され、地域に文化を発信し続けている。また音楽だけでなく、春には「スイセン」と「バラ」、夏には「ラベンダー」と、季節の美しい花々が地域住民に親しまれている魅力の場所だ。
なお同ルネッサンスは今後、12日(土)に野外おしゃべりオペラガラコンサート、20日(日)に親子えほんコンサート、26日(土)に野外JAZZ LIVE2021in信州国際音楽村を開く。問い合わせは音楽村℡42―3436へ。