キャンドルナイトin上田2021テーマ「ありがとう」と「つながり」1000個の紙コップに願い込めて上田市北小校庭

信州民報

上小精神保健福祉連絡会(遠藤謙二会長)=千曲荘病院長=は25日、精神保健福祉啓発イベント「キャンドルナイトin上田2021」を上田市立北小学校校庭で開催した。思いを絵やメッセージにして紙コップのキャンドルに託し、校庭に並べた灯りを見ながらその思いを共有する。3年目の今回は、テーマを『「ありがとう」と「つながり」~紙コップに願いを~』とした。


北小、上田西高、長大、上田女短、附属幼稚園、障がい者福祉施設、医療機関など20団体から、昨年の倍近い約1000個の紙コップが寄せられ、そこにはクリスマスツリーや雪だるまなど様々な絵が描かれている。そして「みんなが幸せでありますように」「コロナがおさまりますように」「ありがとう」「平和」「Love」などのメッセージが書かれ、今年は校庭に「雪の結晶」をイメージして放射状に並べた。


日が暮れ、キャンドルの灯りが幻想的に広がる中、イベントが開始。遠藤会長が「このイベントはいろいろな人が皆で支え合い、良い地域をつくっていこうという願いがベース。キャンドルナイトが地域の共生社会のワンステップになることを願う」とあいさつ。


そして「私たちの思いを声に」「感謝のメッセージ」の発表、演奏、合唱などを行い参加者の心がつながった。今年、初参加した団体の一つに上川原柳自治会がある。子どもたちを中心に紙コップ100個近くを寄せ、有志でつくるオヤジバンドが演奏でイベントを盛り上げた。


主催者は「3年目の今年、コロナ禍であっても輪が広がった。感謝すると共に嬉しく思う」と話す。寒い冬の夜、心がほっこりと温まるイベントとなった。

▲家族や友人のキャンドルを探す参加者ら
▲ 思いを込めた紙コップのキャンドルが並ぶ

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