東御市のソフトボールチーム「東御クラブ」(23人)は、第30回「全日本ソフトボール実年大会」(9月4日~6日、伊那市、南箕輪村)へ出場が決定。20日には市庁舎を訪れ、花岡利夫市長と市スポーツ協会・中堀雅夫会長へ報告した。
この日は高藤勝美監督、成山夏基コーチ、塚田浩幸主将、小河原嘉彦選手、森山博実選手の5人が訪問。県大会と県代表決定の経過を報告し、決意表明した。同クラブは今年5月15、16日の長野県大会(25チーム参加)でベスト4に入り、全国大会出場は東御市チームとしては初めてだ。
県大会では1回戦、2回戦と勝ち進み、準々決勝では安曇野倶楽部(安曇野市)に12対3で勝利。準決勝は上田オール西部実年(上田市)に11対13、3位決定戦は黒岩石材50(安曇野市)に6対17で敗戦して4位に。しかし今年の大会は長野県が会場のため、上位4チームが出場でき全国大会出場の切符を手にした。なお優勝は信州ブルースターズ(大町市)。
この日は塚田主将が経過を報告し、「東御市では初の快挙。全国から48チームが揃う大会を大いに楽しみ、日ごろの練習の成果を発揮して、まずは1勝を目指します」と決意を述べる。
また選手を兼ねる高藤監督は「東御クラブは個々のレベルが高い。練習は楽しみながらやっているが、ここ一番のゲームで集中力を発揮する」と話し、成山コーチは「コロナ禍であり、安全に留意して準備・大会に臨みたい」と伝えた。
花岡市長は「強いチームであると認識していた。全国大会出場は市にとって嬉しいニュース」と祝福し、「悔いのないプレーを期待し、思い出に残る大会となることを祈念します」とエールを送り、中堀スポーツ協会長は「市および県の代表として元気をアピールしてきてください」と激励した。
なおソフトボール実年は、同一地区在住・勤務の50歳以上の男子によりチームを編成。
「東御クラブ」は選手が監督・コーチ・スコアラーなどを兼ね、日ごろは和気あいあいとソフトボールを楽しんでいるという。全国大会1回戦の相手は、過去にベスト4になったことがある強敵・淡海オールウェイズ(滋賀県)。伊那スタジアム・9月4日の第2試合、午前11時開始予定。