【上田市】 うえだ原町一番街商店会が景品贈る! まちなか美術館事業「メッセージ」へ 選定の3人にヤポンスキー画伯の作品    

「太陽の恵みをもらい、美味しい野菜作りに精を出し、健康で過ごし、若い『ばあば』でいたいな」(中山久子さんのメッセ―ジ)。


上田市のうえだ原町一番街商店会(河合良則理事長)が現在、開催中の「まちなか美術館」事業の一つ・市民からのメッセージ景品贈呈式が23日、同美術館で開かれた。寄せられたメッセージは260人からで、当選26人を選出。さらにその中から3人を特別選定し、ヤポンスキーこばやし画伯(46)が同メッセージの内容を題材に、新たに描いた絵と詩を贈った。


まちなか美術館は、テレビで活躍する松本市出身のヤポンスキー画伯が、商店街それぞれの店(26店)を見て感じたままを書き下ろし、絵と詩の作品を参加店舗に展示。メッセージは、作品への感想やコロナ禍での思いなどを市民らが投書し、その中から選んだものだ。


この日は3人に、各メッセージに対して制作したヤポンスキー画伯のオリジナル作品をプレゼント。市内の中山久子さん(72)は、亡くなった娘さんの代わりに孫(12)の世話をする、元気に頑張るお祖母ちゃんの思いを綴った。また市内の金井泰彦さん(61)は、家族が入院中に絵を見て気分が晴れたことに感謝するメッセージを。市内の山口千音子さん(21)は、どんなおしゃれも笑顔にはかなわないとの内容を書いている。


ヤポンスキー画伯からは、中山さんに「楽しんで、面白がって、あなたの毎日が採れたて野菜のように新鮮でありますように。」と、金井さんに「あなたのまわりにいっぱいあるあるあたり前、探してみたら自然と出てくるありがとう。」と、山口さんに「最高のメイクは笑顔なんだって。いつか、しあわせになるために、いつも笑顔でいようね。」との作品が贈られた。


同商店会は「コロナ禍で暗くなりがちな気持ちを、優しい絵と詩に触れることで、少しでも明るくすることができたらとの思いで企画した」とし、「商店街がお役に立てたら」と話す。


なお当選者26人には、「お祭りカレンダー2022」を贈呈。ヤポンスキー画伯が同美術館に展示中の、参加26店が題材の絵と詩の全作品は今月末まで展示する。


 

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