上田市押出川流域自治連が「花モモ」の植樹コロナ禍 植樹祭は行わず会員で作業

信州民報

約1㌔㍍に渡って「花モモ」が美しく咲く、上田市の押出(おったし)川流域。「市街地に残った自然を活かした、ふれあいの里づくり」に取り組む、押出川流域自治会連合会(下川原柳町、愛宕町、鍛治町、染屋、材木町の一部)が、まちなかに復活したホタルを守るため、2012年から花モモを植えて市や県、協賛者の支援を受け、市民協働で「花モモの小道」を創った。


18日には、同連合会(山辺勝行会長)が上流部の国道18号上・二段の滝周辺で花モモの植樹を実施。約30人が参加し、新規に15本を植えた。また5本の植え替えを行い、さらに安全柵と階段の設置に取り組んだ。


現地はすでに花モモがきれいに咲く場所で、本来なら『植樹祭』として地域住民に「花見を兼ねてお出かけ下さい」と呼びかけて行うが、コロナ禍のため会員のみで作業に当たった。役員らは「こんなにきれいな花が街中で見られるなんて…と、驚く人もいる。多くの人に喜んでいただけると嬉しい。そしてホタルと美しい環境を守っていきたい」と話し、皆で協力して作業を進めた。


なお押出川流域にはすでに197本の花モモの樹があり、同連合会は今年度に大小・計23本を新たに植樹する予定だ。また10本の植え替えも予定している。この日植えた樹以外の8本は、ひとまちげんき・健康プラザ裏のホタル水路周辺などに植える予定だという。なお花モモは現在、見ごろでホタル水路にホタルが舞うのは6月だという。

▲作業風景。住民が協力して、ホタルと美しい景観を守る

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