上田市と市教委、市体協は22日、上田城跡公園体育館で(一社)日本トップリーグ連携機構による、地域密着型スポーツイベント「SOMPOボールゲームフェスタin上田」を開催した。上田市では初の開催だ。
日本トップリーグ連携機構には、9競技12リーグが参加。同イベントは「ボールゲームを通じ、スポーツの楽しさ・魅力を伝えたい」と、各競技のトップアスリートが講師を務め、主に小学生を対象に全国各地で実施するもの。
開講式で、同連携機構は「コロナ禍であり、グループメニューなどを控えて実施する」とし、「失敗を恐れず、チャレンジすることが大事」と伝えた。同フェスタアンバサダーを務める、元アースティックスイミング日本代表の青木愛さん(06年W杯チーム銀メダル)は、「難しいこともあると思うが、イヤだ・デキない・ムリの3つの言葉は言わないように。楽しみましょう」と笑顔で語る。
この日午前は「あそビバ!」とし、年長児から小学3年生までと保護者を対象に、親子で楽しめる「遊び」を実施。手足を使った基礎プレーや連係プレー、ゲーム的プレーを通して運動能力を図るもので、講師は元ラグビー選手の向井陽さんと元バスケットボール選手の三木聖美さん、また青木さんも指導に当たった。
現在、保育園長をしている向井さんが手遊びで子どもたちの心をほぐし、体全体を使った運動を楽しく指導して参加者の体をほぐす。そしてボールを使った親子で楽しめる運動(遊び)を伝授すると、参加者は「楽しく体験できた」と笑顔だ。
午後は「キッズチャレンジ」で、小学4年から6年生を対象に4種のボールゲーム(バレーボール、ハンドボール、バスケットボール、ラグビー)を実施。向井さん、三木さん、青木さんにバレーボール元日本代表の井上譲さん(岡谷工業高卒)やハンドボール選手の須坂佳祐さん(千曲市出身)のトップアスリート5人も講師を務め、体験型クリニックをした。