上小地域観光戦略会議は23日、上田市の県上田合同庁舎講堂で開催。観光・交通事業者、観光関係団体、大学、市町村、地域住民団体などから約30人が出席した。
この日は「信州アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」の実施計画、上田地域の観光動向などが主な会議事項。開会に先立ち、同会議の座長を務める佐藤則之・上田地域振興局長は「信州アフターDCの取り組みや上田地域の最新観光状況、真田丸・DC後の当地域の観光振興の方向性を議論し、未来を今後どのように描いていくか意見交換できれば」とあいさつした。
昨年までの「信州プレDC」「信州DC」に引き続き、3年目となる信州アフターDCではこれまでのDCで見えてきた、悪天候による観光客の伸び悩みや宿泊・体験予約が一本化されていなかったことなどの課題にチャレンジし、長野県への快適な旅に向けた環境整備を実施。
上田地域では信州しあわせ食旅プロジェクト、信州朝ごはんプロジェクトといった情報発信のほか、体験予約サイト『アソビュー』への長野県スペシャルページ設置、着地型周遊バスツアー支援事業などを展開。観光コンテンツなどの充実による、魅力の発信・磨き上げを行うとする。
また上田地域の観光動向では、全県と比較して近場からの日帰り客が多い傾向があることがデータで示されたほか、平成28年の上田地域内の外国人宿泊者数は、全県の1・2㌫にあたる1万24人とインバウンド観光の現状も示した。
なお「信州で人生が変わる」をコンセプトとする、信州アフターDCは県内全域で開催。キャンペーン期間は7月1日~9月30日(日)で、「癒やし」「アウトドア」「歴史・文化」「食」をテーマに、全国からの誘客や地域経済の活性化を図る。
[信州民報:2018年7月25日(水)]
《購読のお申込み・お問合わせ》
TEL:0268-22-7355
お問い合わせフォームはこちら