県上田建設事務所(蓬田陽所長)は1月30日、台風19号により被災して現在、全面通行止めとなっている(主)丸子東部インター線田中橋について、上田合庁で開いた定例記者会見で現状を説明した。
現在、2段施工する予定の下段ブロック張がほぼ完成し、その上段の盛土を施工している状況と説明。今後、上段のブロック張、L型擁壁工及び盛土などを施工した後に、アスファルト舗装をして通行規制を解除する予定と話した。
蓬田所長は「下段のブロック張がおおむね終了して今、上段に取り掛かっている状態。だいたい60㌫くらいが完成した」とし、「完成時期は今のところ3月中ということで、工程的には順調に行っている」と説明。これまで通り、3月中の規制解除の方針を語った。
また現在、全面通行止めとなっている上田市の一般県道荻窪丸子線の内村橋については、県は復旧方針が決定したことから、近隣住民や隣接自治会代表者ら関係者への説明会を開くと発表した。
内村橋は台風19号に伴う内村川の洪水により河床が低下し、上流側の歩道橋が落下。下流側の車道橋も橋脚1基が約20㌢㍍沈下した。県では、落橋部分の撤去や復旧に係る調査・設計などをしてきた。
なお現在の内村橋は、川の中に橋脚が2本ある(3径間)橋で歩道橋と車道橋が分かれ、鉄筋コンクリート製。復旧する橋梁は両側歩道付き一体型橋梁で、川の中の橋脚がない(1径間)、金属の橋を予定している。説明会は2月19日(水)午後7時~、市丸子福祉センター3階会議室で開催。橋梁の詳細の構造や、今後のスケジュールなどを説明する。

[信州民報:2020年2月2日(日)]

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