信州上田祇園祭は21日、盛大に開催。市内35自治会から宮みこし、樽みこし、子どもみこしなど78基のほか、大型獅子(本町)、花車など総勢約4500人が繰り出した。同祇園祭実行委員会の主催で、中央交差点をメイン会場に夏の無病息災を祈り、東西南北の商店街を練り歩く。
海野町自治会は午前中、山車「お舟の大王」を曳航して中央交差点に安置し、祇園祭に華を添えた。渡邉務実行委員長の「平成最後の祇園祭。思う存分パフォーマンスを発揮し、自治会自慢のみこしを上田中にアピールして」のあいさつと一本締めで、祭りがスタート。
中央交差点には馬場町自治会の子どもみこしや宮みこしが一番乗りし、4基がうねる。次いで鍛治町自治会の大軍団ら、次々と各自治会の神輿がメイン舞台に参じた。「そいや」の掛け声で大人みこしが登場すると、その豪快さに目を奪われ、さらに勇壮な女みこしや大人顔負けの掛け声で景気をつけ、中央で天皇上げを試みる子どもみこしも。みこしを担ぐ威勢のよい声が夏の夜空に響き、大勢の見物客でにぎわった。
[信州民報:2018年7月24日(火)]
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