市役所新庁舎への移転がほぼ終わり、上田市は24日に新本庁舎開庁式を5階会議室で開いた。土屋陽一市長は、部課長ら職員50人を前に「私たち一人ひとりの気持ちも新たにし、市民の幸せ創造仕掛け人として尽力することが大事」とし、「喜働精神に則って働き、さすが上田市役だと言われるように皆さんと一緒に進めていこう。皆さんとともに、新たなる歴史をつくっていく」とあいさつ。三本締めで祝った。
また21日には、旧本庁舎1階ロビーで閉庁式を挙行。閉庁式には約50人の職員が出席し、午後5時15分に執務終了のチャイムが鳴ると、土屋市長は「市民の幸せのために、多くの先輩たちが多くの歴史をつくってきた旧庁舎に感謝の心を込め、閉庁を迎えたい」とし、「大変お世話になりました」と参加者と共に深々と一礼。柳原渉総務部長、吉澤猛副市長、土屋市長の順に出退表示ランプを消灯し54年間、上田市の歴史を見つめ続けた旧庁舎に別れを告げた。旧庁舎は夏ごろから解体工事を始め、駐車場として整備される。