上田市海野町商店街の「まちなかキャンパスうえだ」で2日、『学生と地域のコラボミーティング2020』が開かれた。会場には関係者のほか市内の高校生、大学生、教員、一般市民らも多数参加。後半のトークセッション「まちなかキャンパス未来予想図」では、グループになって交流しながら今後について発展的に意見を交わした。
主催は同施設を運営する市内の大学など(長大、信大繊維学部、県工科短大、上田女短大、筑波大山岳科学センター菅平高原実験所)で、市、上田商工会議所が共催。同施設を拠点に活動したり、同施設でイベントなどを行った学生団体らが活動報告とトークセッションを行った。
活動拠点にする学生団体の発表では、長大松下ゼミ・まちなか活性化グループが、小学生親子を対象に商店街で行った「おしごと体験イベント」を報告。信大・長大の学生によるハンドメイドサークルattyは、商店街で行ったイベント「キモノマルシェ」で、上田紬を用いたアクセサリーワークショップ開催について発表した。
長大社会福祉学部学生は、障がいを持つ当事者や支援者の語り合いの場を設けたことを報告。信大繊維学部学生は、学生と社会人が上田について語り合う「じもとーく」開催について話し、筑波大山岳科学センター学生有志は「なんでも生き物相談所」開設を伝えた。
また同施設活用のイベントでは、上田女短大ブライダル研究サークルが「結婚式にまつわるマナー講座」、県工科短大情報技術科学生らが「小学生向け自律ロボットプログラミング教室」について報告。海野町商店街でバリアフリー調査した、上田千曲高の生活福祉科生徒の報告も行われた。
上田市政策企画部学園都市推進室は市が大学などと連携して進める「信州上田学」と、次世代を担う若者と持続可能なまちづくり推進のプラットフォーム「上田未来会議」について報告。その中で高校生の活動として、上田高校生による「カンボジア井戸プロジェクト」を紹介した。
[信州民報:2020年2月4日(火)]
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