【上田市】NPOリベルテが「ひっこし」展示会 スタッフらが撮影の写真500枚並ぶ古民家での暮らし・活動は愛されて…

信州民報

障がいのある人たちとともに、日々の暮らしの中の「何気ない自由」や「権利」を尊重していける地域社会づくりを目指して、「アート」など文化活動を展開するNPO法人リベルテ(武捨和貴理事長)。このほど、拠点・事業所を現在の上田市柳町の古民家から移転することを決めた。


ギャラリーのあるアトリエとして8年間、使用してきた古民家は当初は通学する小学生に「〟鬼の家〝で何しているの?」と尋ねられたというが、その後はその小学生らも立ち寄るようになり、地域にすっかり溶け込んでアートイベントなどでは多くの人に親しまれる場所になった。


しかし「老朽化が進んだこと」「メンバー(利用者)が増えたこと」「柳町内にもう1棟アトリエ(roji)を借りたこと」などから、事業所の移転を決定。今後は「roji」「新棟」「新アトリエ」の3カ所で活動していく。


移転に伴い、旧アトリエ(市内中央4‐7‐23)で現在、展示会「リベルテのひっこし」(Exhibition=写真の展示)を開催中だ。引っ越しが決まった後、スタッフとメンバーらがインスタントカメラで撮影したという、『リベルテ』の写真約500枚を展示している。


建物外観、屋内の床・壁・階段・畳や道具・人・作品などを、それぞれの視点・感性で写した作品が並ぶ。〟ゆるふわ〝な雰囲気が伝わる写真から、「何気ない自由」を楽しむメンバーの様子が見てとれる。古民家での「暮らし」と「活動」が、多くの人に愛されていたことがわかる展示会だ。


会場では、合わせて「リベルテのグッズ」も紹介している。絵や手芸といった活動から生み出されたグッズも、見る人をほっこりさせる。会期は29日(土)まで、時間は午前10時~午後4時(ただし最終日は午後3時まで)。なお旧アトリエ(事業所)は31日(月)をもって撤収するとのこと。新拠点の住所は市内中央西1‐9‐5。

▲おしゃれに展示された写真
▲8年間拠点として地域に親しまれた旧アトリエでは、展示会「リベルテのひっこし」を開催中だ

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