上田市眞田神社で「夏越の大祓式」〟茅の輪〝くぐり無病息災を願う!8月末まで「厄払い風鈴」も奉納中 

信州民報

「水無月の夏越の祓いするひとは 千歳の命延ぶというなり」―。茅の輪をくぐり、知らずのうちに溜まった罪や穢れを祓う「大祓」。上田市の上田城跡公園内・眞田神社で26日、上半期の穢れを払う「夏越の大祓式」が行われた。


「茅の輪」は、蘇民将来の「茅の輪を腰につけたところ災厄から免れた」という、伝説に由来するもの。眞田神社では境内に茅の輪を設置し、参拝者は茅の輪をくぐってお祓いし、残り半年の無病息災を願う。26日は午前11時から神事を行い、今井貴美宮司が集まった参拝者に謂れと作法を伝えた。


小笠原光三会長代行ら総代と参拝者は、配布された「人形(ひとかた)」に息を吹きかけ、頭から身体をさすって、心身についた罪や穢れを託す。この日は祝詞奏上、玉串奉奠と神事が進み、今井宮司と神官、小笠原会長代行ら総代、参拝者と行列して「茅の輪くぐり」を行った。


参拝者の中には観光客もいて、直径2㍍ほどの茅の輪を八の字に3回くぐる「茅の輪くぐり」を初めて行った人も…。「お祓いと無病息災、安全祈願ができました」と、笑顔を見せた。


真田神社は今年から、平成26年に浅草神社から提唱された「夏詣」(新しい日本の風習)に参画。7月10日(土)まで「夏越大祓 特別御朱印」を頒布し、また「厄除け 茅の輪守」も頒布中だ。「鈴の音は魔を祓う・厄を祓う」とされることから、「厄払い風鈴」の奉納を8月31日(火)まで行う。


なお「夏詣」は6月24日現在、全国274寺社が参画している。

▲「茅の輪」をくぐる
▲涼しさを醸す「厄除い風鈴」

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