うえだ七夕文学賞で「団体特別賞」受賞 コロナ禍 青木村・青木中で出張表彰式 実行委

信州民報

第6回「うえだ七夕文学賞」(上田西高校と上田女子短期大学の主催)で団体特別賞を受賞した、青木村立青木中学校(後藤真道校長、生徒数142人)に27日、同文学賞実行委代表が訪問して表彰状を授与し、栄誉を讃えた。新型コロナの影響で表彰式が中止になったことから、出張という形で表彰式を行ったもの。同中学校の団体特別賞受賞は、平成30年度(第3回)に続き2回目だ。

例年ならば、上田女子短期大学講堂で行っている表彰式。この日は本美伊佐夫委員長(上田西高校長)が経緯を伝え、「団体特別賞は特別に出張表彰式を行い、栄誉を讃えることにした」と、青木中の後藤校長へ表彰状を授与した。

後藤校長は、お礼の言葉を述べ「今、SNSなどで短い言葉が使われているが、国語科が中心となり取り組む短歌・俳句で、生徒たちは普段使う言葉とは違う感じ方を学んでいる」と伝え、国語科教員は「発表の場、評価していただく場があると生徒のモチベーションが上がる。うえだ七夕文学賞があることを嬉しく思う」と述べた。

表彰式では「短歌・中学生の部」(応募数478人・576首、入選22首)で入選した、同中学校2年生2人に表彰状を授与。作品「『さようなら』 そう言われるのが 寂しくて 今日も私は 『またね』を選ぶ」で受賞した並木庵さんは、「この経験を自信にして、表現の幅を広げていきたいと思います」と。また作品「蛍舞う 田沢の川の 橋の上 祖母と妹 夢幻の世界」で受賞した上原妃華さんは、「受賞は驚きと嬉しさを感じました。体験を活かして、これからも頑張っていきたいと思います」と語った。

同校は2年生が短歌、3年生が俳句に取り組んでおり、今回の「うえだ七夕文学賞」には2年生41人・41首を応募した。なお第6回「うえだ七夕文学賞」には4330人から7541作品の応募があり、10月30日に結果を発表。個人187人と2団体を入賞とした。

(賞状を手に)後藤校長と、短歌の部で入選した上原さんと並木さん、本美実行委員長に青木中・国語科の教員の皆さん

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