上田市は6日、今週中に発送予定だった65歳~74歳までの「新型コロナウイルスワクチン接種券」を、3週に分けて発送すると発表した。
市はこれまでに、市内在住85歳以上の約1万人に4月20日から接種券を発送し、75歳~84歳までの約1万7000人には4月26日から発送、ともに完了。その予約は接種開始の5月10日(月)から30日(日)までの3週間分で、約1万件を受け付けた。
しかし、当初のワクチン供給数が限られていることもあり現在、接種券が届いている75歳以上の約6割(約1万7000人)が、まだ予約が取れていない状況。このため65歳~74歳までの約2万2000人の接種券は、10日(月)から分散して発送するもの。
市ではこれにより、重症化のリスクがより高いといわれている75歳以上の予約の機会を優先的に確保するとともに、予約電話の集中により繋がりにくいといった不便の緩和や、インターネットサーバーのトラブルなども防ぐことにもつながるとみている。
発送日は、①5月10日(月)の週、約7000人。②5月17日(月)の週、約7000人。③5月24日(月)の週、約8000人。地域によって時期が偏らないように発送。65歳以上のすべての高齢者には5月中には接種券が届く。なお65歳以上の高齢者は、7月末までには2回の接種を終えるよう体制を整えている―としている。