新型コロナ東御市の高齢者施設でワクチン先行接種ハーモニック東部で入所者40人に実施

信州民報

東御市の高齢者施設で19日、施設の入所者や職員を対象としたワクチンの先行接種(モデル実施)が始まった。今後10日間ほどかけて実施し、今月末までに対象者の1回目の接種を終了する予定だという。


県内の高齢者へのワクチン接種モデル実施市町村(23市町村)に選ばれた市では、「集団接種・施設訪問型」として、医師などが高齢者施設などを訪問して接種を行うモデルを実施。県から配布された975回分(195バイアル)のワクチンを使用して接種を行う。今後、本格化する県内のワクチン接種を円滑に進めるため、モデル実施で得られたノウハウは県・市町村などで共有する。


この日は、東御市内の介護老人保健施設など4施設でワクチン接種を実施。医療法人緑風会(太田篤子理事長)の介護老人保健施設ハーモニック東部では、入所者40人を対象に実施。太田理事長が、会場に座って待機する入所者一人ひとりのもとを回り、声がけをしながら接種を行った。


ハーモニック東部支援相談員・森野洋平さんは「今、面会などは通常対面では行えず、オンラインのみで行っているので、外部からウイルスが持ち込まれるとすれば、職員が持ち込むことが一番考えられる。そのため職員も毎朝、健康チェックをして体調管理をするなど気を使っているので、早く対応していただけたのは有り難い」と話した。


今後、モデル実施では(福)ちいさがた福祉会の4施設、医療法人緑風会の4施設、(福)みまき福祉会の2施設、㈱ライフサポート陽心の3施設などで入所者と職員の1回目のワクチン接種を行う予定だ。


なお65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種は5月10日に予定していたが、国からのワクチン配布状況により市は同月17日に先送りすることを発表。今月27日に接種券と予診票を発送し、5月7日から市ワクチン接種コールセンターや市LINE公式アカウント、WEBからの手続きで予約受付を開始する予定という。

▲介護老人保健施設ハーモニック東部では、太田理事長(写真左)が入所者へのワクチン接種を行った


 
 

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