上田市武石余里の里で「花モモ」見ごろ“世界で一番きれいな2週間“『花咲じいさんクラブ』が育てる

信州民報

「まるで桃源郷に迷い込んだよう」―。上田市武石地域の「信州武石余里一里 花桃の里」で現在、赤やピンク、白などの「花モモ」の花が見ごろを迎えている。見ごろは30日(金)ごろまでの予想。


 一里(約4㌔㍍)にわたって続く余里の里では、例年4月中旬から5月連休にかけて、約2000本の花モモが里を彩る。地元住民らが「世界で一番きれいな2週間」と自負する花モモは、地元の「花咲じいさんクラブ」が地区内に古くからあった花モモを実生苗から増やし、植樹して育ててきたものだ。


見ごろを迎えた里には、夫婦2人でのんびり散歩する人や友人らのグループでにぎやかに楽しむ人など、多くの人が訪れて歩きながら咲き誇る花々を観賞している。


武石観光協会によると19日時点の開花状況は、花桃の里入り口付近で「見ごろ」(25日までの予想)、里の奥・売店付近では「5分咲き」(21日ごろから見ごろ予想)だ。その他、付近では大布施のヒガンザクラが「見ごろ」(21日ごろまでの予想)、小沢根川沿いの桜並木が「見ごろ」という。


なお新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、花桃の里でのシャトルバスの運行、手打ちそば「花桃食堂」の営業は、中止が決まっている。また直売所の営業は16日から開始しており、生そばをはじめ、越冬野菜・山野草・塩蔵品などを販売する。余里入口付近の駐車場(1万歩駐車場、約80台)などは無料だ。

▲見ごろを迎えた花モモを観賞する人々
▲色とりどりの花モモが咲き誇る

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