春の甲子園(第93回選抜高等学校野球大会)への出場がこのほど決まった、上田西高校(本美伊佐夫校長)硬式野球部は(吉﨑琢朗監督、矢澤龍一部長、部員89人)は9日、本美校長はじめ代表者らが上田市庁舎へ土屋陽一市長らを訪問し、出場報告や大会への抱負を語った。
この日は本美校長が大会出場報告をし、訪れた同部選手ら5人がそれぞれ、甲子園への抱負などを報告した。遊撃手の柳澤樹主将は「秋の大会では、泥臭いプレーでチームを引っ張ることができた。甲子園でも一番ユニホームを汚して、地元・上田市に少しでも良い報告ができるように頑張ります」と、力強く伝える。
また投手の堀内琢斗さんは「この状況で野球ができることに感謝し、正々堂々と笑顔でプレーしていきたい」と話し、ほかの選手も「支えてくださる全ての方々に恩返しできるように頑張る」など、それぞれに思いを語る。
吉﨑監督は「夏の甲子園では西高旋風と、風になぞらえていただいた」とし、桜が有名な上田市にちなんで「春の甲子園に『桜吹雪』を舞わせ、選手たちの準備したものを発揮させてあげたい」と話した。
報告を受けた土屋市長は「コロナの大変気を使う状況だが、心と身体を整えて十分なコンディションで挑み、多くのみな様に感動を届けるような試合をしてほしい」と伝え、峯村秀則教育長は「皆さんは上田市の誇り、ぜひ頑張ってほしい」と激励した。なお同部はこれまで夏の甲子園に2回出場しているが、春の甲子園への出場は初めて。今回出場する「第93回選抜高等学校野球大会」は、3月19日から開催する。