信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年2月 第6612號
▼企業の信頼高まると候補ふえ 激しさ増す選挙戦 五月に上田商議所選挙
今年は”選挙の年”と言われているが上田商工会議所でも議員選挙の年を迎え、今事務局では選挙人名簿の作成(選規十三条)に着手している。商工会議所の議員選挙は二、三号議員は推薦により選出、一号議員の選出は普通選挙と同じく選挙戦によって決定するが、会議所議員になることは自分の企業の信頼性を高めるばかりでなく、他県へ赴いた場合などでも相手側の信用度を厚くし、また融資の面においてもなにかと便利―などの利点が多く考えられるところから、立候補者もだんだん多くなり、このため立候補予定者の間で、また業界グループなどによる立候補者の調整工作も回を…
▼国・県の施策を求め=中小企業総決起大会開く
県中小企業中央会主催の「中小企業振興総決起大会」は十五日、長野国際会館に地元選出国会議員、協同組合代表など関係者約二百人を集めて開く。これは国際的には資本の自由化対米輸出規制や後進国の追い上げ、国内的には労働力不足と人件費高と景気後退、公害問題などきびしい環境の中にあるところから中小企業に対する国・県の施策の強化を求めるとともに業界自体の自覚と結束を固めようというねらいで参院議員の小山邦太郎会長があいさつしたあと金融、公害問題などの提案を採択した。中小企業金融では①公定歩合の…
▼東部町に表彰旗=消防で最高の長官賞
【田中】東部町が消防長官表彰旗がもらえることになったと十二日、羽田つとむ代議士から電報があり、さらに県庁で面会して確認した。表彰旗は消防団にとっては最高のものでもうこの上はない。こんどは全国で二十三本出るが、東部町にその一本が与えられることになった。長野県下ではもちろん東部町だけ…
▼こけむした石仏も=骨とうブームで店頭に
最近の骨とうブームを反映して、上田市内の古美術商の店頭には、いろいろな古美術品や下手物が実に豊富に陳列されて人目をひいている。そのうちでもどこから集めたのか、最近までどこか無住の庵寺の境内にでもあったのではないかと思われる、コケむした石仏が幾つも並べてあるのが目につく。これら…