【50年前】上小地方事務所跡地に 市民の”緑地公園” 下常田自治会の努力実る

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新種民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年1月 第6591號

▼上小地方事務所跡地に 市民の”緑地公園” 下常田自治会の努力実る

上田市前田町の上小地方事務所と上田建設事務所は、市内材木町に新築なった合同庁舎に来月早々から引っ越しをはじめる。そのため、この跡地約千九百坪(うち四百坪は町村会所有)の県有地があくわけで、これを払下げてほしいと県に申請が出されていたが、ほぼ払い下げられる見通しが付いた。市では当初これを無償で払い下げてもらうよう陳情していたが、それは難しいので、市内にある県への貸付地との交換か、あるいは安い値段での払下げとなるもようである。この跡地をめぐって各方面から再払い下げの申請が県や市に出されていたが、下常田自治会の″緑地公園”の申請が…

▼反対町村が多く=丸子市制あきらめる

上小地方の今年の課題は何よりも地域の発展は如何にあるべきかということであろう。とくに過疎に悩む依田窪地区としては切実である。一部には時限法に基づき丸子町を中核とする市制を施行してはという意見もあるが、県下でも人口減少率の激しい和田、長門、武石などでは、たとい市制をしいても恩恵を受けるのは中核の丸子だけで、山間部には何の利益ももたらさない、そればかりでなく、市制が施行されて町村役場が廃止されれば、いろいろな面で不便になるだけで利点となることは何もない、ことに現在各町村に十二名から十六名いる議会議員…

▼繭玉もにぎやかに=14日、伊勢宮おたや祭

上田市横町、科野伊勢宮神社の恒例お待夜(おたいや)祭りは十四日夕方から十五日にわたりにぎにぎしく催される。当日は同社境内に露店の市が立ち、縁起だるまや七福神、宝船などの縁起もの、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛の祈りを込めて、柳の小枝に米の粉を練って作った繭玉やナスなどをぶる下げた…

▼軌道跡を利用し=丸子町で通学路建設

【丸子】上田交通の丸子線電車が廃止になってから二年近くなるが、丸子駅跡はまだそのままで、上田交通のバス停車場および国鉄バスの中継所、千曲バスのキップ売り場などあり、お粗末だが小さなターミナルといったところである。丸子町では、この丸子駅から石井までの軌道敷地全線を払下げてもらい、四十六…

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