しなの鉄道㈱(本社・上田市)は9日、長野・新潟の私鉄(長野電鉄、上田電鉄、アルピコ交通、えちごトキめき鉄道)と共に、各社のオリジナルグッズを販売する『鉄道フェアinアリオ上田』を開催した。
「新型コロナの影響で旅行が難しい状況にあるなか、沿線で暮らす皆さんに少しでも旅の楽しさを感じてほしい」と、企画したもの。新型コロナ感染症対策をとり、会場内が混み合わないように工夫して実施した。
開始の午前9時30分には、鉄道ファンらが間隔をとって並ぶ人気ぶり。先頭の20代男性は「佐久市から来た。鉄道の部品を集めており、イベント開催を知って楽しみにしていた」と話す。
大雪のため、えちごトキめき鉄道が出展できなくなったが、県内4社は各社のオリジナルキャラクター(鉄道むすめ)のグッズや車両グッズ、カレンダー、記念切符、キーホルダーなど、おすすめの商品を多数並べた。
また福袋として、5社連携企画商品『北信濃Fe(てつ)袋』(5500円)を限定35袋販売。5社のオリジナルトートバッグ・オリジナルクリアファイルと、各社のオリジナルグッズ詰め合わせ(1万5000円相当)が入っており、鉄道ファンを喜ばせた。
しなの鉄道はイベント内で、新キャラクター(鉄道むすめ)の『上田れむ』を発表。「1月9日入社の新社員」とし、関連グッズ発売と今後のイベントでの活躍を伝えた。なお名称については、上田駅と牟礼駅にちなむという。
また上田電鉄は別所線全線開通(3月28日)をPRするロゴを掲げ、各種グッズを販売。駅名標ボールチェーンの「ガチャ」も人気だった。