信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年1月 第6590號
▼井沢川西村長の合併声明 上田市民間に好感 青木村にも合併促進の空気
井沢川西村長の上田市との合併に関する年頭声明は、上田市民からは好感をもって迎えられ、小山上田市長も床を延べて待っていたのだからと、来るものは拒まずといった態度である。一方、隣村青木村では、予期していたことではあるが予想していたより早かったことに驚くとともに、合併に関心のある人々は、議会内に早めに合併研究会を設け、じっくり研究する必要があるといい、現村議の任期切れの時期が合併の時期となるだろうとみているものもある。なお青木村で合併に関心のある人たちの中には、中学校の生徒が少なすぎるので、合併が実現した場合、なるべく早く中学の統合…
▼太郎山頂で初日=元朝の登山者五百名
上田市のシンボル太郎山の観光開発を提唱し、わが信州民報社は太郎山縦走リレーを実施してきたが、上田市役所でも当社の意志を継承して、今年の元旦から太郎山頂上の太郎山神社に登山者名簿を備え付け、一年間に十回以上登山したものに対し記念品を贈る計画をして太郎山登山を奨励している。そういう関係もあって、今年の元旦の登山者は好天も手伝って非常に多く、約五百名に達する盛況であった。登山者は午前四時ごろから暁闇をついて、懐中電灯で足元を照らしながら登り出し、壮年、青年、高校生、中学生、主婦から若い娘さんまで…
▼上田駅前にパーキングメーター=二月ごろから設置
国鉄上田駅では、駅前ロータリーの一般駐車場にパーキングメーターを取り付ける計画で準備を進めている。この駐車場は、上田駅に用事のある一般の人たちの駐車場として設けられているもので、駐車時間は十分以内という制限がある。ところがここを通勤者などが利用して、朝駐車したまま夕方まで置きっ放しという車も少なくない。ただでさえ…
▼消防署に赤バイ=消火器とテープを備え
上田消防署に赤バイ(赤オートバイ)が二台入り、消火に、広報活動に威力を発揮することになった。この赤バイは危険物安全協会からの寄付によるもので、ホンダの三六〇㏄自動二輪車。後に簡易消火器二本を備え、小回りの利くオートバイの機動性を活かして、初期消火に…