任期満了に伴う長野知事選は19日、告示された。知事選に立候補したのは届け出順に、3選を目指す現職の阿部守一氏(57)=小諸市=と、新人で元上田市議の金井忠一氏(68)=上田市=の2氏。
ともに無所属で立候補し、選挙戦に突入。8月5日の投開票に向け、17日間の激しい選挙戦が始まった。
両陣営はともに長野市内で出陣式を行った後、それぞれ第一声をあげた。
阿部氏は午前7時30分から長野市内のホテルで出陣式に臨んだ後、下水内郡栄村で第一声をあげた。その後、飯山市、中野市、松本市、岡谷市、飯田市で支持を訴えた。
金井氏は午前9時から長野駅前で出陣式と第一声をあげた後、中野市、佐久市、小諸市など東信地方を中心に支持を訴え、夜には出身地の上田市での事務所開きに臨んだ。
阿部氏は東京都出身で東京大法学部卒。1984年に自治省(現総務省)に入省後、県企画局長、長野県副知事、横浜市副市長を経て2010年に長野県知事に初当選した。2014年の前回選で、再選した。
金井氏は上田市下室賀出身で上田東高校卒。1970年に旧上田市職員になり、1995年退職。合併後の現上田市を含め市議を通算5期務めた。2014、2018年の同市長選に無所属で立候補している。
政党では、自民、立憲民主、国民民主、公明、社民各党が阿部氏を推薦。共産党が金井氏を推薦している。今回の知事選は、2期8年間の実績を強調する、阿部氏の県政運営への評価や子育て政策などが主な争点となる。
また今回の知事選は、18歳選挙権が導入されて初めて。18日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)は男85万7850人、女90万9827人、計176万7677人(前回より1万5833人増)。うち18歳、19歳は4万1299人。
また前回(2014年8月10日)の投票率は43.56%だった。
期日前投票所は県内177カ所で、上田市8カ所、東御市5カ所、長和町2カ所、青木村1カ所、坂城町1カ所、立科町2カ所、千曲市2カ所。
長野県知事選立候補者(届け出順、敬称略)
阿部 守一 57 無所属 現
金井 忠一 68 無所属 新
[信州民報:2018年7月20日(金)]

《購読のお申込み・お問合わせ》
TEL:0268-22-7355
お問い合わせフォームはこちら