【台風19号】 内村橋の早期復旧を願って署名活動 内村地区自治連が上田市と県へ提出 増水被害で崩落して通行止め

信州民報

上田市丸子地域の内村地区自治会連合会(会長=小島幸一・平井自治会長)は17日、西内・下和子・辰ノ口・平井・荻窪・和子の6自治会長連名で、内村橋の早期復旧を願う1601人分の署名を丸子地域自治センターで土屋陽一市長に提出した。


内村橋(県管理)は丸子中心部と松本・鹿教湯温泉方面を結ぶ県道荻窪丸子線にある地域の主要幹線。昨年10月の台風19号の増水被害で、橋の歩行者橋が崩落。通行止めになったままで、復旧のめどは立っていない。利用者は別の道路へ迂回し、迂回先が渋滞するといった影響が出ている。


署名活動は今年1月になってから始められ、6自治会計2552人中約64%が署名した。発起人の小林家壽・辰ノ口自治会長は「通行止めになって、子どもたちは慣れない道路を遠回りして、車で渋滞する道を登下校していて危険。緊急車両の往来にも影響する。早く復旧してほしい」と話す。

署名を受け、土屋市長は「大変重く受け止め、県に対して一日も早い復旧を目指してもらえるよう、上田市の要望として伝える。日常生活が一刻も早く戻るよう、しっかり取り組む」とあいさつ。小林隆利市議会議長は「議会としても重く受け止め、復旧に向けて努力したい」とした。


懇談で永井三男・西内自治会長は「まちへ出ていく重要な橋」と、雨宮俊男・下和子自治会長は「お年寄りが多く、買い物に行くにも遠回り」と、小島幸一・平井自治会長は「少子高齢化の最先端を行く地域」と、西澤節夫・荻窪自治会長は「ぜひ早い復旧を」と、原至・和子自治会長は「昔から普通にある普通の橋」など、生活道路の一日も早い復旧を嘆願した。


また午後には同連合会は上田建設事務所にも同様の署名を提出し、内村橋の早期復旧を要請した。

▲「重く受け止め、県にも伝える」と土屋市長(写真左)

[信州民報:2020年2月20日(木)]

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