JA信州うえだが加入する(一社)日本食農連携機構の「アグリビジネス研究会」は12日、上田・東御市の両市で行われた。同研究会は主に都内で年5回開かれるもので、うち1回は産地紹介とした趣旨で地域開催している。今回は同機構の中部支部が今年4月に立ちあがったことから、県内で初めて開くものだ。
この日は同機構会員ら約80人が関東を中心とした多くの企業から訪れ、上田市の北国街道柳町やりんご・ワインぶどうを栽培する東御市金井地区の視察を行った。柳町では「岡崎酒造」や「武田味噌」の視察で日本酒の試飲や味噌の試食などが行われたほか、JA信州うえだ青年部とのコラボで地元農産物使用の商品を販売する「柳町屋」も紹介された。
東御市では、りんご高密植栽培や新規就農者によるワインぶどう園の視察を行い、ラ・ヴェリテでは農林水産省大臣官房輸出促進審議官兼食料産業局・新井ゆたか氏の講演会を実施。その後は、地元のワイン・日本酒や食材がふんだんに使われたディナーで交流会も行われた。
なおJA信州うえだは外部とのネットワークを広げ、販売チャンネルの拡大に取り組むとともに新たな取り組みを組合内外へ発信する目的で、同機構に加入。「管内の農畜産物のPRや参加企業との出会いの場を通じ、新たなビジネスマッチングへの足掛かりとなれば」としている。
[信州民報:2018年7月14日(土)]
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