東御市会一般質問 湯の丸高原「水泳合宿は目標を上回る」 花岡市長「経済波及効果がでると認識」

信州民報

東御市は8日、市議会9月定例会一般質問で湯の丸高原スポーツ交流施設の利用状況について伝えた。コロナ禍で、陸上の利用・合宿状況は、「大会などが中止になり合宿予定がたてられないなか、8月末までは2771泊、9月以降を含めると4400泊で目標の6000泊まで届かない」とした。一方、水泳は「同じ状況のなか8月末までは714泊で8月から徐々に利用が増え、今後は7200泊となり目標の6000泊を上回る」と伝え、陸上、水泳を合わせた総数は1万1600泊となり、うち高原荘の稼働状況は6600泊を見込んでいるという。

また高地トレーニング用プール建設費の起債償還については、現在までの個人版・企業版ふるさと寄付金と一般寄付金の状況についても説明。「8月末現在で個人版ふるさと寄付金は全体で2億2969万円、うち市長におまかせは約7400万円、湯の丸整備は約4570万円で、充当可能額は約6230万円となる」とした。企業版ふるさと寄付金は3875万円、一般寄付金は約473万5000円で、個人版の充当可能額を含めた合計は1億576万1000円となり、「予算額に対して74%の達成率」と報告。コロナ禍で、今後のPRについては「陸上・水泳など、各種大会へのプロモーション活動をやっていく。また新たな競技種目・トライアスロンチームの合宿誘致を行う」とした。

花岡利夫市長は高地トレーニング施設の実績を話し、湯の丸高原の今後の経済波及効果について触れた。「夏場の陸上・冬場の水泳の合宿と、予想した以上に夏と冬のバランスが取れる形で合宿が行われている。コロナ禍の合宿がどうあるべきかということも含めて今後、より一層の経済波及効果がでてくると認識している」とし、「よりよい結果を求めて努力し、市民益・東御市益につながる湯の丸の運営を図っていきたい」とした。

また高地トレーニング用プール建設費13億円に充てた市債7億6300万円について、「これから先、できるだけ早い時期の償還を目指していく。10年ということではなく、私の任期中に目鼻をつける。それが私の任務。より価値のあるものだという認識を市民と共有していきたい」と伝えた。

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