【上田市】地産地消推進会議 学校給食部会の「企画給食」東塩田小5年が「玉ねぎの収穫体験」〟地元への愛着を感じてほしい〝 

信州民報

上田地産地消推進会議学校給食部会(唐木裕史部会長)の進める「企画給食」の一環として15日、上田市立東塩田小学校5年生は「玉ねぎの収穫・乾燥体験」を行った。


同部会では、子どもたちに地場産や他産地の旬の農産物がどのように育てられ、どう運ばれて給食に並ぶのかを学んでもらい、最終的に地産地消の推進に繋がってほしいと、旬の農産物を使った「企画給食」を平成30年度から開始している。


今回は児童らに〟農作業に携わってもらおう〝との取り組みで、初めて収穫・乾燥体験を行ったもの。


参加した児童らは、生産者らに手順を教わりながらの作業だ。生産者の野菜作りへの思いも知ることができ、さらに自分たちが収穫した玉ねぎは給食用として、各学校の同世代の仲間にも供給されることから、「地元への愛着も感じてもらうことができる」と、主催者は語る。


この日、市内古安曽の清水宏之助さんの玉ねぎ畑に到着した児童39人は2班に分かれ、1班は玉ねぎの収穫、1班は収穫した玉ねぎを3~4つ一緒に束ねる作業を実施。玉ねぎは簡単に抜けるが意外と重く、束ねるヒモの回し方や玉ねぎの重さに苦労しながらも、みな笑顔で取り組んでいた。


清水さん(80)は、学校給食用玉ねぎ生産20年になり、120坪ほどの畑には約8000本の玉ねぎが植えられている。取材に、清水さんは「今年は玉も大きく、出来は最高」と言い、「机の上の勉強も大事だが野外で楽しんで、いい思い出を作ってもらえればいい」と、笑顔で児童らの作業を見守っていた。

▲玉ねぎの束ね方を教える清水さん(写真左)


 

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