【上田大神宮】子どもの成長を祝う「七五三詣」市内各地や群馬県などからも参拝観光客は「季節と伝統を感じる」

信州民報

7歳・5歳・3歳の子どもの成長を祝う、伝統行事の「七五三」。


 天和元年11月15日(1681年12月24日)に、館林城主・徳川徳松(五代将軍・徳川綱吉の長男)の健康を祝って始まったとされる説が有力とのこと。


11月の土曜・日曜を中心に、神社・寺院では「七五三詣」の家族の姿が見られ、晴れ着姿の子どもたちのかわいらしさは、観光・参拝に訪れた人たちを笑顔にさせる。


上田市中央北の上田大神宮(水科民英宮司)では今月7日と14日の日曜を主な日とし、「七五三」の祈とうを行った。


同神宮へは近隣住民のほか、市内各地や群馬県吾妻郡などから「七五三詣」に訪れるという。「近年は親子だけでなく、両家の祖父母も一緒に参拝するケースが多い」と、栁澤憲一郎・筆頭総代は話す。


さらに「兄弟姉妹も入れ、10人ほどでお参りされることもある。ご祈とうは1組ずつ行っており、コロナ禍でも安心してご参拝いただきました」と、語った。


お祓いを受けた子どもには、御守と千歳飴などを頒布。細く長い千歳飴は、「粘り強く長生きしてほしい」という願いが込められた縁起物だ。お祝いのお菓子のプレゼントも、参拝者を幸せな気持ちにさせた。


この14日には「上田城から柳町を通って、『七五三詣』という旗が見えたので訪れました」という観光客もおり、「季節と伝統を感じますね」と語ってお札を授かり、参拝していた。

▲「七五三」が行われた上田大神宮
▲「七五三祝」の旗が掲げられた

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