【豪雨災害 】「少しでも助けになるなら」  上田西高生が募金呼びかける

信州民報

上田市下塩尻の上田西高校(本美伊佐夫校長、1011人)生徒会(岩本麻央生徒会長、21人)は13日朝、登校時間に合わせて同校正門前で「平成30年7月豪雨」災害に対する義援金の募集活動を行った。


岩本さん(3年、佐久市中込)は、「連日、豪雨で苦しんでいる人や被災地の情報を見るが、何かできることはないか、募金することで少しでも助けになるならと決めた」と話す。12日朝、全クラスを回り、義援金への協力と被害状況を記したチラシを配布し、この日の募金告知を行った。

募金活動は、同校の赤十字協力ボランティア・JRC部(篠崎葵部長)にも声掛けし、約30人が募金箱を手に登校する生徒に声を掛ける。募金した男子生徒は「役立ってほしい。この地域でもいつ災害が起きるかわからないから」と話した。中には、折りたたんだ千円札を入れる生徒も多い。


岩本さんは「全クラスを回って、みんなが協力してくれれば、たくさんの寄付が集まると伝えた」とし、生徒会役員らは「思ったより、たくさんの人が募金してくれてうれしい」と話す。募金は5万6261円が集まり、日本赤十字社を通して被災地へ送ってほしいと、この日のうちに上田市役所へ届けられた。


岩本さんは、「一日でも早く元の生活に戻ってほしい。義援金が被災者の助けになればうれしい」と話していた。
 

▲募金を呼びかけたチラシを手に、岩本生徒会長
▲募金する生徒ら

[信州民報:2018年7月14日(土)]

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