上田地域振興局商工観光課は8日、観光列車ろくもん「上田・塩尻ワインバレー号」に上田城跡から旗を振って歓迎するイベントを実施した。上田城跡からは初の試み。
「ろくもん」は現在、軽井沢―長野間を運行。同局では国内最大の観光キャンペーン「信州デスティネーション」に合わせ、これまでも国分寺地籍などの沿線で手や旗を振って歓迎し、乗客らに好評を得ている。長野ゆかりのワインを楽しむワインバレー号は昨年7月、上田―塩尻間を1往復。今年は、この日と8月5日(日)に塩尻駅までの片道を走る。
ワインバレー号は上田駅発のため、会場を初めて上田城跡公園西やぐらに選んだ。この日は観光客や市民、県や市職員など約50人が集まり、上田城跡公園下を徐行して進む、ろくもん「ワインバレー号」に旗や手を振った。電車は遠く離れているが、手を振り返す乗客の姿も見える。
千葉市の40代夫婦は「真田関連が好きで、大河ドラマ『真田丸』後に初めて上田城を訪れた。いい記念になった」と笑顔で話す。同課職員は「観光客を迎えて手を振る楽しみを知ってもらい、県民のおもてなしの心を醸成したい」と話した。
次回、ろくもん「上田・塩尻ワインバレー号」は8月5日(日)上田駅(12時13分発) → 塩尻駅(14時49分着)。食事は洋食コース。若干、席に余裕あり。問い合わせは℡29―0069(ろくもん予約センター)。
[信州民報:2018年7月10日(火)]
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