「まるこフォトコンテスト・撮るまる」290作品応募 最優秀『静寂に包まれて』上田市丸子地域

信州民報

上田市丸子地域の魅力発信に活用しよう―と、「丸子地域の観光地、自然の美しさ」をテーマに実施した『まるこフォトコンテスト・撮るまる』。主催は丸子観光協会でこのほど入賞作品が決定し、23日から展示会が丸子文化会館で始まった。


同コンテストは丸子地域の魅力再発見や観光資源発掘を目的に、丸子地域内で撮影した写真作品を昨年7月20日~今年1月14日を期間として募集。15歳~90歳の94人から、鹿教湯温泉、霊泉寺温泉、信州国際音楽村、椀子ヴィンヤード、依田川、木曽義仲関連など様々な場所で撮影の290作品が寄せられた。


上田市在住の写真家・岡田光司さん(審査委員長)ら3人で審査を行い、最優秀賞1点、優秀賞3点、準優秀賞6点、入選10点、審査員特別賞2点を選定。岡田さんは「秀作揃い。若い人がスマホで撮影した作品もあった。被写体に恵まれた丸子地域、さらなる飛躍が期待できる」と講評している。


最優秀賞は池田吉則さん(上田市上塩尻)の『静寂に包まれて』で、椀子ヴィンヤードで冬の星空を撮影した作品だ。星景写真を愛好する池田さんが何度も同地を訪れ、冬のダイヤモンド(リゲル、アルデバランなどの1等星)、冬の大三角形(シリウス、プロキオン、ベテルギウス)がワイナリーの方へ沈んでくる瞬間を1月上旬の未明に捉えたもの。


審査員は「星空にワイナリーの明かりの色彩が絶妙にマッチしている」と評した。池田さんは「この写真が新しい魅力の発見となり、『星空とワインのイベント』というものにつながれば嬉しい」と話す。なお他の入選作品・撮影者は次の通り(敬称略)。


【優秀賞】南村正昭「バラ園に開く花火」、髙橋久夫「ポットホール」、倉沢正「こたつバルと文殊堂」。


【準優秀賞】依田英一「丸子のシンボル」、小川稔「見守る(秋)」、土屋晴楠「ここで一枚」、大学肇「雨上がりの夕」、西沢千則「お散歩」、竹花隆生「夢の跡」。


【入選】竹花昭雄「浅間に見つめられて」、目黒鉄也「椀子ワイナリーの丘」、小平靖子「希望の光灯る」、宮之上津代志「初日の出、それぞれの想い」、小泉正樹「しんしんと…」、関隆夫「夜明けのバラ」、塚田勝利「それぞれの釣り師」、間島満雄「かけ爺兄弟も仲良し」、西藤秀樹「色とりどりの紅葉」、大森喜仁「三左衛門の夕暮れ」。


【審査員特別賞】髙橋久夫「光の中で!」、倉沢正「地蔵と文殊堂」。


入賞作品22点の展示は丸子文化会館など3会場で順次行い、地域の人々に紹介していく。また入賞作品は「観光宣伝用のパンフレット、チラシ、ポスター、プロモーション活動等に活用したい」とする。


丸子文化会館ロビーの展示は3月2日(水)まで(ただし28日休館)。開館時間は午前9時~午後5時。その後はイオン上田2階イベント広場で3月4日(金)~6日(日)、アリオ上田1階線路側口通路で3月11日(金)~13日(日)に展示予定だ。

▲丸子文化会館での展示風景


 

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