病院や施設に入院・入所している子どもらに、クリスマスプレゼントで本を贈る「サンタプロジェクト」は昨年から上田市でも実施。現在、市内の団体や高校生、大学生有志が実行委員会を組織、「サンタプロジェクト・うえだ」として活動。今年は、22人が実行委員として参加した。
同プロジェクトは2009年、新潟県新発田市で大澤秀夫牧師により開始したもの。清水重信委員長は「現在、県内では松本・長野・諏訪・上田の各市で実施している」とし「贈る場所・方法は地域の状況に合わせ、上田市では児童養護施設の子どもら一人ひとりに本を、子ども食堂へ図書カードを贈ることにした」という。
実行委と市書店協同組合は共催で、書店を窓口に期間を定めて本・図書カードのプレゼントを呼びかける。12月からの実施を前に、21日は侍学園スクオーラ・今人で実行委員会を開催。学生らが集まり、書店への依頼準備や本購入者(サンタ)が子どもに贈るメッセージカード作成、協力者へ渡す栞の作成を行った。
また上田独自の取り組みで「どの本を選んだらよいか、わからないという人のために」年齢別の本リストを作成。さらに良いものにしたいとアイデアを出し合い、ていねいに準備作業を進めている。なおプレゼントの仕方は次の2通り。
子どもの情報が書かれたカードを1枚選び、その子どもに贈りたい本を1冊購入、メッセージをカードに記入する。②子ども食堂へ贈るための図書カードを購入し、メッセージをカードに記入する。窓口となる書店は清水書店、なるに屋、西沢書店、平林堂書店の4店舗。期間は12月1日(水)~20日(月)。なお本は実行委が届け、また図書カードは子ども食堂に活用法を任せるという。