【上田市】 ずくだせ農場が銘菓『くるみそば』復活 復活プロジェクト立ち上げて製造開始! 2月から

信州民報

信州上田銘菓『くるみそば』が復活した。上田市中之条に店舗を構え、以前のロゴもそのままに変わらぬ味・変わらぬパッケージで、2月から販売を開始している。


昨年7月、多くの人に愛されてきた老舗菓子屋「信濃路うさぎや」閉店のニュースに、「くるみそばが食べられなくなってしまうの?」と、寂しさを覚えた人は数知れない。


全国にいるファンの惜しむ声に応えたのは、上田市で6次産業に取り組む、㈱ずくだせ農場(永山一男社長)だ。「くるみそば復活プロジェクト」を立ち上げて支援を呼びかけ、並行して活動を加速させて「うさぎや」の菓子職人を招き入れ、製造を開始。「ずくだせ食堂」だった場所を工場兼販売所とし、上田の名物・くるみそばを復活させた。


くるみそばは、そば粉の皮で餡を包み胡桃の香ばしさを活かした素朴なお菓子で、うさぎや創業当時からの看板商品としてお茶の間で、また上田土産としても好まれてきた。運営者の一人・永山桃太朗さんは「令和4年は、くるみそばが生まれて70年の年となる。上田の銘菓として100年、150年と愛されるよう頑張って製造・販売していく」と伝える。


そして「うさぎやの人気商品だった『くるみのハーモニー』『あんずロールケーキ』の復活にも取り組んでいきたい」とする。販売所には次々と客が訪れ、すでにリピーターもおり「復活を待っていた。また味わえて嬉しい」と笑顔だ。


市内大手の上田市観光会館などでも販売している。価格は1本670円、2本箱入り1340円、3本箱入り2000円。バラ売り(ミニ)もあり1個230円、ミニ4個セット箱入り920円など。住/上田市中之条68‐6。℡/22‐2584。営/午前10時~午後5時。定休日なし。


なお、ずくだせ農場では「くるみそば復活プロジェクト」の支援呼びかけを継続している。1口1万円~、支援者には『くるみそば』引換券を提供。問い合わせは、ずくだせ農場「くるみそば復活プロジェクト」℡22‐2584へ。

▲上田市中之条の店舗
▲販売所ショーケースに並んだ『くるみそば』

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