上田市立神科小学校6年3組(担任・嘉生直樹教諭、30人)が総合的な学習の時間で取り組んだ『上田食べ物プロジェクト(UTP)』の成果発表会は8日、市内海野町商店街まちなかキャンパスうえだで開催した。
同学習は上田市が進める「信州上田学」の出前講座として実施。「上田の美味しい農産物について、作っている人の思いと売っている場所を多くの人に知ってほしい」と、児童らは「よりよいPRづくり」に取り組んだ。動画・ポスター・料理の3班に分かれ、農家や畑、直売所へ行って調査・研究、PRの仕方を信大生と長大生がサポートした。
発表会では、動画班は生産者、客へのインタビューなどをまとめた動画を披露。ポスター班は取材した農家ごとに工夫したポスターを提示し、その農産物のキャラクターも作って魅力を発信したことを伝える。また料理班は「素材の味を生かす料理」「上田のものを使った珍しい料理」に取り組み、『野菜に美味だれ』を紹介し、試食も行った。
大学生や地域の人は「素晴らしい取り組みだ」「美味だれは美味しい。レシピを教えてほしい」などと感想を述べ、PRづくりを手伝った学生らは「どのグループもよく完成させた。この経験は中学、高校にいっても活かせる」と称賛した。
講師の(株)間島宣伝事務所・間島社長は「他人(農家)の立場になって物事を考えたことは貴重な経験」と、『伝える』大切さをアドバイスした。
[信州民報:2020年2月14日(金)]
《購読のお申込み・お問合わせ》
TEL:0268-22-7355