長野市の長野県立大学学生が、上田市鹿教湯温泉の「さいとう菓子工房」PRデザイングッズを制作。3日には学生らが同店を訪ね、依田政美店長に贈った。
学生は、同大・二本松泰子教授が担当するグローバル教養ゼミの3年生4人(北埜知佳さん、髙橋芙紀さん、中村咲希さん、松村萌々子さん)。同ゼミでは令和2年度から、丸子地域自治センターと協働で「木曽義仲・巴御前を軸とした地域活性化」に取り組み、昨年度のゼミ生は丸子地域のツアー冊子を制作している。
学生らは昨秋、丸子地域を視察して今年度のコラボ先を同店に決定。約3カ月かけ、義仲・巴御前をイメージしたウサギのキャラクターをデザインしたスタンプ2種と、『平家物語』巻第六「横田河原合戦」に登場する義仲と依田城の記述を手書きしたカード200枚などを制作した。
この日は二本松教授はじめ女子学生4人が来店し、依田店長にグッズを手渡すと依田店長は早速ケーキ箱にスタンプを押し、「良くできていて、とても可愛い。地域を盛り上げてもらい、うれしい」と話した。
二本松教授は「女子学生世代に注目を浴びる、人気のスイーツ店。若者世代を通して木曽義仲・巴御前を浸透させて、地域を活性化できたらいい」と話し、学生らは「コロナ禍で打ち合わせが大変だったが、届けられて良かった」と口を揃えた。学生らは、丸子地域の義仲・巴御前ゆかりスポットのPR動画も制作しており、市のホームページにアップさせる予定だ。
同店は、鹿教湯温泉・斎藤ホテルが平成28年にオープン。発芽コーヒーを飲みながら、スイーツが喫茶コーナーで食べられる。アップルパイがおすすめ。営業時間は平日が午前10時~午後6時、土・日曜と祝日は午前9時~午後5時。月曜定休(祝日は営業)。隣りに駐車場あり。℡45―3121。