【上田市】大手町自治会が上田医療センターへ ありがとう募金・メッセージ届ける コロナ禍 感謝・激励の気持ちを…

信州民報

新型コロナウイルス感染症と向き合い、戦う医療従事者の皆さんへ―。上田市大手町自治会(中村彰自治会長、175戸)は13日、新型コロナウイルス感染症患者の治療・看護・介護に尽力する、信州上田医療センターへの感謝・激励の気持ちを込めた「ありがとう募金」「ありがとうメッセージ」を同病院に届けた。

同募金とメッセージは昨年末、大手町自治会の全戸に協力を呼びかけて集まったもの。同病院の医療従事者へエールを送るため、呼びかけから3日ほどの短期間で募金13万8716円と41通の温かいメッセージが寄せられたという。

この日、清水保雄副会長とともに同病院を訪問した中村自治会長は「医療・看護・介護に従事するみな様が、大変心を痛めながら従事していらっしゃることに対し、誹謗中傷など行われる状況を鑑みて、地元になくてはならない医療機関を応援しようと考えた」と、経緯を説明。

さらに「自治会の多くのみな様から気持ち・メッセージを寄せていただき、お渡しできることは有り難い」とし、医療従事者に向けて「日々、大変なご苦労があることは承知しており、ただ感謝。(市民の)思いを汲みとって頑張っていただければ有り難い」と伝えた。

募金とメッセージを受け取った同センター・藤森実院長は「感染拡大が長期化する中で職員が疲れ、モチベーションも下がってきているところで、市民のみな様が応援してくださっているのが直に伝わると、現場の励みになる」と感謝を伝え、「今後もまだ終わりは見えないが、新型コロナウイルス感染症やその他の疾患の患者さんにとって、地域の最後の砦として何とかみんなで頑張っていきたい」と語った。

なお2019年2月から新型コロナウイルス感染症で同院で入院・治療した人は85人で、診断など外来は100人を超えているという。

▲(写真右から)藤森院長、中村自治会長、清水副会長

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