上田市丸子地区の依田川リバーフロント市民協働事業実行委員会(宮田正行委員長)が募集した、令和3年度「川の絵・川の写真」応募作品(絵画16点、写真14点)のうち2作品に丸子中央病院特別賞が贈られ15日、丸山和敏同院理事長から表彰状が贈られた。
「川の絵・川の写真」は平成21年から、同委員会が河川や自然を題材にした絵や写真を地域の児童・生徒や爆水ラン参加者などに呼び掛け、応募作品を展示してきた。昨年末に同病院で展示会が開かれた際に丸山理事長が目を止め、今回初めて特別賞を贈ることになったもの。
受賞者は、塩川小5年の豊田さん(11)と柳沢さん(11)。豊田さんは「台風19号で被害を受けた赤い橋を上田のシンボルにしたい」という思いを込めて、上田電鉄の赤い鉄橋を描いたという。また柳沢さんは「ずっとこのままの川でいてほしい」と、東郷橋の下を流れる依田川の清流を描いた。
丸山理事長は「病院の展示会で見て、どの作品もすごいが特に印象に残った。これを機会に依田川を、丸子を愛してもらいたい」とあいさつし、2人に賞状と副賞の図書券を贈呈。宮田委員長は取材に「募集を通じて自然保護・緑化保護を考え、地域の自然を大事にしてもらいたい」と話した。