坂城町の坂城高校(伊藤浩治校長)は25日、「生物」授業の一環として初めて、生徒らの田植え体験を実施した。
同校ではこれまで坂城町の協力で、ねずみ大根の栽培やバラ挿し木の体験学習を行っている。今回は同校同窓会理事・鈴木忠さんの好意により、鈴木さん管理の水田を借りられることとなり、田植え体験が実現した。
この日参加したのは、同校生物授業「植物の環境応答」「生態系」などを学ぶ生徒ら14人。鈴木さんによる植え方の指導を受けながら、生徒らは約1時間かけて2㌃の面積に「もち米」の苗を植えつける作業を体験した。
昔ながらの手植えによる田植え経験が無い生徒もおり、水田の感触を気持ち悪がりながらも鈴木さんの、「苗の根元を持って3~4本ずつ植える」「田んぼの底が凸凹している場合は、均してから植える」など、ていねいな説明を受けて田植え作業に取り組んだ。
同校では今後、年間を通じた稲の栽培体験を行うなかで、生徒らによる稲刈りや収穫後の餅つきなどを企画したいとしている。
[信州民報:2018年6月27日(水)]
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