上田署上田信金城南支店で強盗対応訓練年末特別警戒実施期間に合わせて「日ごろから目配り・気配りを」  

信州民報

年末特別警戒実施期間に合わせ上田警察署は21日、強盗対応訓練を上田市中之条の上田信用金庫城南支店で実施。「凶器を所持した犯人が店舗内に押し入り、現金を強奪して逃走する」という想定に基づき約20人が参加し、同店舗内で臨場感ある訓練を行った。


訓練は警察が工夫を凝らし、これまでの「凶器を振りかざし大声で威嚇する」との犯人像とは違う形で実施。クレームを言いに来た客役1人、強盗犯役2人を警察官が行い、客役は大声でクレームを言い強盗犯役はメモを渡して金を要求するというもの。そして金を受け取ると客を人質にして店舗外へ逃走し、素早く車に乗って逃げ去った。


店舗の職員は犯罪発生時の対応要領に沿って対応し、110番通報と車のナンバーを確認。警察官に犯人の特徴や逃走方向を伝え、防犯カメラの映像を示した。訓練後、赤池光司支店長は「迫力に驚き冷静な対応は難しいと感じた」とし、「訓練で学んだことを皆で共有し、体制を再構築して万が一に備えたい」とする。


講評では対応を評価し、「一番大事なのは命。客や職員を守る行動を日ごろから連携し、目配り・気配りなどを」と、アドバイスした。

▲クレーマー役の警察官を人質に、逃走を図る強盗犯役の警察官2人

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