上田市・信濃国分寺の八日堂縁日は、7~8日にかけて開催。7日はあいにくの小雨模様の天気となったが、日中から多くの人々が参拝に訪れた。
本堂では護摩を焚いて金光明最勝王の転読が行われ、「蘇民将来護符」が頒布された。ダルマなど縁起物の露店やたくさんの屋台も並び、にぎわいを見せる。数に限りがある七福神などの「絵入り蘇民将来符」の頒布は、8日午前8時から本堂前で頒布し、多くの人が買い求めた。
「蘇民将来符」は、旅の途中の須佐之男命(すさのおのみこと)をもてなし、疫病から難を逃れたと伝わる〝蘇民将来〟の故事にあやかり、その子孫の証を飾り、一家の息災安泰と繁栄を願う厄災除け、家内安全の護符。平安の昔から信仰されており、国選択無形民俗文化財に指定されている。
[信州民報:2020年1月9日(木)]
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