【上田市】アシストモーションが製品化 12月発売へ歩行

信州民報

AssistMotion(アシストモーション)㈱=橋本稔社長、上田市踏入=は16日、ロボットとアプリによる歩行トレーニングパートナー「curara(クララ)」の新製品発表会を同社で行った。


超高齢化社会を迎え、歩行に障がいのある人々をアシストするウェアラブル(着られる)ロボットは、リハビリや介護に欠かせないアイテム。クララは、信州大学繊維学部で2008年から研究開発がスタート。これまで改良を重ね、ついに製品化された。


発表会で、橋本社長は「試作版を33施設で使ってもらって様々な課題を解決し、今回の製品版になった」とし、製品の特長を紹介。「今後、このクララをベースにして歩行訓練機能を充実させ、高齢化社会の課題解決、介護現場の人材不足解消につなげていきたい」と話す。


製品版の重量は、これまでの試作品のフルセット(股関節・膝関節用)4.5㌔㌘を2.7㌔㌘に、ハーフ(股関節用)を1.7㌔㌘と大きく減量。さらに着脱が容易になり、両足から片足サポートへの構造変更機能も設けた。また専用アプリを使って適切なトレーニングを提供、モニタリングなども充実させた。


発売は12月10日(金)。同社では「どうにか歩けるけど思うように歩けない。歩容(歩き姿の見た目)が安定せずに長距離を歩けない、歩行速度が遅い、不安定で転びやすい人などに利用してほしい」としている。


月額レンタル料はフルセット7万3700円(税込み)、ハーフセット5万2800円(同)。ただし新製品発売キャンペーンとして来年5月まで月額レンタル料を10%割り引く。問い合わせは℡75―8124(同社)。

▲橋本社長とクララ・フルセット(写真左)、同・ハーフセット(写真右)
▲クララを装着したモデルと橋本社長


 

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