【上田市】新型コロナワクチン予約や接種数 発表「7月末までに終わるよう体制整える」

 
 上田市は5月31日の記者会見で、新型コロナワクチンの予約・接種状況や今後の見通しについて発表した。


 市で4月21日から予約受付を開始し、5月24日~30日までに約4200人の予約を受け、これまでに累計約2万2500人の予約を受付。同予約数は市内65歳以上の高齢者全体(約4万9000人)の45・9%にあたる。同週には5月28日~30日の3日間実施した、85歳以上の電話による優先予約者570人を含むという。


また接種については、5月30日までに約1万2400人が1回目の接種を済ませ、市内65歳以上の高齢者全体に対する接種率は25・3%。今後6月21日以降には高齢者施設などの訪問接種も見込み、7月5日~11日には65歳以上の高齢者全体の88・8%にあたる、約4万3500人が1回目の接種を終える予定という。


市は「65歳以上の高齢者の優先接種は7月末の週までで、希望する全ての人に2回の接種が終わるよう、医師会や医療機関の協力のもと体制を整えて計画的に進めている」と説明した。


また予約が取れていない85歳以上の約4700人を対象に、3日間で実施した優先予約について、市は「電話がつながらない状況は無かったが急きょだったため、周知が十分でなかった面もあるかと思う。施設に入居されている人や高齢で接種会場まで来るのが難しい人も相当数いると考えるが、そういった施設や在宅の人への訪問接種体制も調整しているので順次、適切に接種できるよう体制を整えて取り組んでいきたい」とした。


なお予約数は、市が受け付けて管理する分のみの数字。また接種数には各医療機関がかかりつけ患者を対象に予約・接種している分や高齢者施設などで今後予定している訪問接種分を含むという。

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